しかし、例外がありカウンターしか出来ないソーナンスでも非フルアタックのポケモンに勝てる可能性があることはメインページで書いたと思う。

そのうちの、最たる例が

パルシェン/まきびし/なみのり/のろい/だいばくはつ

であろう。まきびしものろいもソーナンスには何も影響がなく、ラストのタイマンで大爆発をしたら敗け、そうでなくともパルシェンがソーナンスを爆発するメリットはないだろう。こうしたポケモンには無害な補助技のPPを無くしてしまえばタイマンで勝てるはずだ。

では

55サンダー@はっかのみ/10まんボルト/目覚めるパワー氷等/ふきとばし/ねむる

55ファイヤー@はっかのみ/だいもんじ/めざめるパワー草/にほんばれ/ねむる

が相手だった場合どうだろうか？

サンダーやファイヤーはねむるでHPを回復することができるので、めざめるパワーを打ち、カウンターをされてHPが減ったら眠る、めざめるパワーを打つ……を繰り返すのが安定なのでソーナンスに負けることはない……と思われるが、実はソーナンスの持ち物とステータス調整次第ではそうでもないことが判明した為ブログに考察を書くことにした。

結論から述べると3つある

①相手の眠るのPPを切らす

②相手が10万をミラーコートする

③めざめるパワーを急所に当ててもらい、それをカウンター

まず①から

先ほどソーナンスがサンダーのめざめるパワーをカウンターしてもサンダーを倒せないと書いた。しかし、めざめるパワーというのはメインウェポンではなく単なる役割破壊である。なので単発では殆ど痛くないことが殆どで実際55サンダーのめざ氷は55ソーナンスに47～56のダメージである。ソーナンスのたべのこし回復HPは20で、めざ氷のダメージ中間値は51なので、サンダーが攻撃してる間ソーナンスのHPは平均31しか減らないわけである。そしてそれをカウンターするとサンダーのHPは平均102ずつ減る。サンダーはHPが減ったら眠る必要があるため、サンダーがぐうぐうしてる間はソーナンスはHPを回復できるのである。食べ残しの回復は相手の攻撃ターン+眠るを選択したターン+ぐうぐう2回の4回発生するためダメージ80以下の攻撃に対してソーナンスは受け続けることが可能。

実際のところはサンダーはめざ氷をカウンターされても高確率で2耐えするので、めざ氷を2回打たれるが、ソーナンスが減るHPは54～72で相手が眠るを使えばソーナンスは60回復するため、割と粘ることは可能である。そして眠るのPPは16と有限なため相手は試行回数に限りがあるわけだ。

つまり相手はめざめるパワー氷を使うだけではソーナンスを倒せない

しかし、カウンターのPPを相手に切らされてしまった場合はその限りではない(ふきとばしのPPもカウンターと同じ32あるためカウンターを打つターンにサンダーはふきとばしを使うことが可能)

というわけでサンダーは攻撃→眠る→攻撃の繰り返しでは勝てないため②、③の筋が現実的になってくる。しかし残念ながらソーナンスはサンダーの10万ボルトのダメージが95～112のためミラーコートを決めても25.6％の確率でしかサンダーを倒せないのだ。まためざ氷を急所に貰っても93～110のダメージであり、サンダーを倒すのは非現実的である………

ここでソーナンスのステータスを調整して勝率を上げられないか？と考えた。

めざめるパワー氷を急所に貰った時に108以上のダメージをソーナンスが受ければサンダーをカウンターで倒せるので、これを満たすのは個体値1FF1の特殊努力値59(実数値102)である

ソーナンスの耐久は減るが相手を眠りに追い込むのも早い(カウンターでサンダーのHPが確実に半分減るため)のでトータルで効果的と判断。また、この状態で10万ボルトをミラーコートするとサンダーを確定で倒せるので、相手が個体値調整に気がついていない場合に騙して勝てる場合があるかもしれない。